外壁塗装専門店として、たくさんのお客様と接してきている中で、塗装工事でハウスメーカー様と競合することがあります。また前回はハウスメーカーで塗装されたという方もおります。

まずびっくりするのが工事費用です。延床50坪くらいの大手ハウスメーカーのご自宅で、外壁と屋根全塗装の見積りが300万をゆうに超えるというところもありましたし、延床40坪くらいのご自宅で屋根のカバー工法と外壁塗装の見積りが550万を超えるというところもありました。

もちろんみながみなということではないと思いますが、工事費は全般として高いのにびっくりします。

大手ハウスメーカーはさすがに建物のクオリティーも非常に高いと思います。

アフターもしっかりしていて、お家のことはハウスメーカーなら安心して任せられるとお考えの方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、私たち住宅塗装専門店として仕事をさせて頂いてきて、外装のメンテナンスに関しては、いろいろ疑問があるのが正直なところです。

前回ハウスメーカで塗装をされたというところもたくさん施工させて頂いておりますが、10年でこんなにも劣化が進むのだろうか？というところもけっこうありました。

また、施工がびっくりするくらい雑なところもありました。

工事費用に関しては、下請け、2次下請け、3次下請けなど中間に2社、3社と入る場合があり、中間マージンが高くなり、結果として工事費用が高くなってしまうという構図も原因の一つと思われます。

また、施工に関してはもちろんみながみなではないと思いますが、大手ハウスメーカーの塗装の施工をしていたといういろんな職人さんと接することもあるのですが、メーカーさんとしては短いサイクルで塗装メンテナンスを行いたいために、耐久性の低い安価な塗料を使うことは当たり前にあるとか、末端の職人さんの工賃はとても安くたたかれ、「やっていられない」と本音の話を聞くこともあります。

ハウスメーカーの信者といわれるような方も大勢いらっしゃいますが、こと、外装のメンテナンスに関しては、ハウスメーカー神話ははたしてどうなの？と思うところがあります。